デニム売り上げNo.1。ライトオンボトムスバイヤーによるトレンドナビ。 2015年秋冬「これ、キテます」—メンズ編—(後編)

世界中で愛され続ける定番アイテム、デニム。
学生も、OLも、サラリーマンも、主婦も、ダンディなおじさまも、みーんな持っているカジュアルウェアの代名詞ともいうべきデニムが、何とトレンドのキーワードに浮上した2015年の春夏。ニューヨークもパリもロンドンも、それぞれのコレクションで男女ともにいくつものトップブランドがデニムのルックを発信し始めた。ってまとめサイトにも載っているくらい、デニムブームは、もはやファッション界の常識。

「じゃあこの秋冬のデニムはどうなるの?」「何を着たら今っぽいの?」という素朴な疑問に「所有デニム40本、週の半分はデニムで過ごす」と語るライトオンボトムバイヤーの島田裕二郎さんが答えてくれました。(前編はこちら

 

— 2015年秋冬の新しいキーワードとは?

島田:「ノー・ジェンダー」です。男女の性差なく、女性がメンズをカッコよく着たり、男女でシェアできるようなスタイル。女性はこの夏、ガウチョパンツが大流行しましたが、メンズものも一部ではワイドフィットのチノパンなど見られるようになってきたので、これから先は細いシルエットの揺り戻しで、極太のパンツも見られるんじゃないかと僕は予測しています。

 

— 男性も、ゆったりしたシルエットにシフトしていくんですね。そんな秋冬に向けてバイイングしたデニムはどんなデニムですか?

島田:みんなの視線がデニムに戻ってきているので、まずは定番のリーバイスのクラシック「502」「503」「505」シリーズをしっかり揃えて置こうと思います。中でも男女ともに秋冬の見せ方として提案したいのがバイイングしたのがリーバイス「501®CT」シリーズ。

 

— どんな特徴があるのですか?

島田:「501シリーズ」は1890年代に登場したリーバイスのアイコニックモデルなんです。「501®CT(カスタマイズド&テーパード)」はウエストを従来の「501」より1サイズ大きくとり、膝から足首にかけてテーパードしたシリーズ。これまでデニムにはローファーやブーツを合わせるスタイルが主流でしたが、今年の春夏からスニーカーのブームが到来して、この秋冬も続きます。足元をすっきり見せるなら、やっぱりこうしたテーパードしたデニムがベストですね。

 

— こういうの、まさに探してました。ところで島田さん、リーバイスとくれば、日本発の大御所デニムブランド、エドウィンも気になります。

島田:エドウィンは何といっても、この秋冬から発売する新シリーズ「E STANDARD」がオススメですね。

 

― これまでのエドウィンと何が違うんですか?

島田:創業当時から蓄積した品質にフィット感とシルエット美しさを追求し、ファッションとしてのデニムを再構築したシリーズなんです。男女ともにスキニーからストレートやルーズなスタイルまで、どんな体系の方でもカッコいいフィットが実現できます。まさに今履いて欲しいデニムですね。

 

― メイドインジャパンである点も、嬉しいですね。ところで島田さんが、今季バイイングした中で個人的にイチオシのデニムはありますか?

島田:個人的にはジースターロゥの3Dコントラクション(立体裁断デニム)の「ジースターエルウッド」と「アーク」。このふたつのシリーズが好きです。

 

― どんなシルエットなんですか?

島田:「アーク」はアーチを描くようなラインのデニム、「エルウッド」はバイカーが履いていたジーンズからインスパイアされてできました。どちらも座ったときの皺や膝を曲げた状態の皺を立体裁断することで再現した3Dフィットで、履きやすさを追求したデニムなんです。ジースターロゥのデザイナーピエール・モリセット氏は、これまでにも家具や車とコラボレーションした異色のデザイナー。彼は洋服以外のプロダクトからデザインのインスピレーションを得てジーンズに落とし込むので、他のデニムブランドとは全く違う発想のデザインや表現が見られるんですよ。しかもジースターロゥはそれを実現する技術力の高さも揃っている。彼らじゃないとできない表現が詰まっていますね。

 

ヨーロッパのデニムがどこかエレガントで独特のムードがあるのは、デザインの発想の根本に違いがあったんですね。島田さん、ありがとうございました!


501CT イースタンダード


300px×50px

今回インタビューにおこたえいただいた
ライトオンボトムバイヤー島田裕二郎さん