意外なところでデニム利用。制服やユニフォームに!

カジュアルウェアとして人気のデニム。実は企業や教育機関のユニフォームとしても採用されているんです。意外な感じもしますが、強度の高さにも定評があるデニムだからこそ、日々着用されるユニフォームに適しているともいえる素材のひとつ。
今回はデニムのめずらしい利用シーンをご紹介。

 

学生服にも使用される、強度抜群の機能性デニム生地

関西高校では、2018年春入学の1年生から、国産デニム生地のブレザーが制服として導入されています。
関西高校がある岡山県は、国産ジーンズで有名。開校以降、詰襟の学生服を採用してきましたが、創立130周年を迎えた2017年、地場の産業をサポートするという意味でもデニム生地の制服を導入することになったそう。
一方、デニム制服の導入には別のメリットも。
新しい制服を導入することで、志願者の増加を狙う側面がそのひとつ。また、高校生は活発に動く機会が多いので、丈夫さと洗濯の簡易さが必要。通常のデニム記事のおおよそ3倍の摩擦強度、他の衣服と一緒に家庭用洗濯機で丸洗いしても色移りがしないので、取り扱いが楽というのもメリットのひとつです。
ちなみに、ズボンはチノパンなので、制服でありながらも非常にカジュアルなスタイル。人々の目にとても斬新に映りますね。

 

造船業を支えるユニフォームにもデニム素材を使用

創業100周年を迎える常石造船株式会社。その造船工場のユニフォームにデニム生地を採用しています。
そのユニフォームは、2015年から2年間にも渡り、機能性、安全性、デザイン性を追求すべく改良を重ねてきたこだわりの一着。デザインは、国内外で活躍するグラフィックデザイナーの岩井良太氏が担当。記事素材は、世界屈指のデニムメーカー『カイハラ』とタッグを組み開発。従来の約2倍の強度を持つ綿100%のデニム生地を生み出しました。
タフな生地と特徴的なシルエットが魅力のユニフォームは、溶接やさまざまな体勢での作業に対応が可能。破れにくく、通気性が良いという作業着として抑えておきたいポイントもしっかりと工夫されています。さらに、背中にはアクションプリーツを採用し、股下には二重のマチを施すなど、改良を重ねたユニフォームの評判は上々。備後地域の産業を担うふたつの企業が、このようにして地元を盛り上げる取り組みは魅力的ですね。

 

人気カフェの制服はデザイン性も抜群

大人気カフェ、コーヒーメーカーの猿田彦珈琲のユニフォームにもデニム生地が使用されています。
国産ジーンズの先駆的ブランド「キャントンオーバーオールズ」の生地を採用し、ボタンには猿田彦珈琲のブランドカラーでもある猿田彦ブルーと、コーヒー豆のコーヒーブラウンを用いています。下を向いた時に作業をしやすいよう、エリの形状も工夫されていて、膝上丈で動きやすいのが特徴。前身頃はダブルになっており、デザイン性も抜群。おしゃれなユニフォームは限定で一般発売もされています。興味がある人はチェックしてみては。

 

デニムの機能性が多方面で認められるはず

デニムはさまざまなシーンで活躍していることが分かりますね。今後もファッションアイテムとしてだけでなく、デニム生地の機能性に目をつけた企業がユニフォームとして起用する例は増えていくはずです。