新品ジーンズの「硫黄臭」の原因と対処法

新品のデニムアイテムを着ようとした瞬間、鼻を突くような「硫黄臭」を感じたことはありませんか?そうなると着用を躊躇しちゃいますよね。
実はその臭いの原因は、デニムを染めるときに使っている染料。
今回はその臭いを取り除いて気持ちよく着られる方法をご紹介。

 

新品なのに臭う「硫黄臭」の原因は?

デニムの生地を織り成すための糸は、さまざまな染料で染め上げられています。
そのひとつが合成染料の「硫化染料」。
硫化染料は水に溶けない染料なので、硫化ナトリウムなどで加熱し溶かすことで水溶性にしてから糸に染料を染み込ませ、その糸を空気に触れされ酸化さることで元の不溶性に戻り発色します。

その、染色の際に使う硫化ナトリウムが臭いの原因。
染めた後の処理をうまく行わないと硫黄成分が残ってしまって臭いを発生させたり、硫黄成分が酸化して硫酸に変化し生地を痛めたりする原因になると言われています。
硫黄臭を感じたら、硫黄成分が残っているということ。新品のときに臭いがしたらしっかりと対処した方が良さそうですね。

 

どうして「硫化染料」を使っているの?

硫化染料は、染料自体が安く、比較的簡単に染められ、水に溶けないので洗濯にも耐えられ、日焼けにも強いというのが特徴。
そのため、あらゆる意味で使いやすいということで硫化染料が多く利用されるようになりました。
また、一方で摩擦に弱いという特徴もあるので、アタリなどの経年変化を楽しむことができます染色方法でもあります。

 

デニムの硫黄臭への対処法

もし硫黄臭がするデニムアイテムを買ってしまったら、着る前にしっかり洗って臭いを取り除いてしまいましょう。

重曹を使って洗う
重曹には消臭効果があるので、洗剤の半分を重曹に変えて普通に洗濯してください。
それでも臭いが取れないようなら重曹の割合を増やして何度か洗濯をしたり、50℃くらいのお湯に重曹を溶かしたものに浸け置きするのも◎。
洗い終わったら、風通しの良いところに陰干ししてしっかりと乾かしましょう。

酢を使って洗う
デニムの色落ちが気になる人は、藍染の色止めにも使われる酢を使う方法も。
普通に洗濯をする要領で洗濯の準備をし、そこにお酢を大さじ1~2程度を加えて洗うだけです。

熱湯に浸ける
洗剤など何も使わず熱湯だけでできるのでとっても手軽な方法。
シンクや金ダライなど、熱湯を入れてもOKなものにデニムを入れてから、まんべんなく熱湯をかけます。お湯が自然に冷めるまで放置してから脱水し、しっかりと乾かしてください。

 

臭いをOFFして、おしゃれを楽しもう!

せっかく新しいデニムを買ったのに臭いが気になって着られないなんて嫌ですよね。
でも、この臭いは消すことできるので自分に合った方法を試してみてください。
ただ、思っていたより色落ちしたなんてこともあるので、あくまでも自己責任で。