ジーンズの縫製に用いられる主なステッチの種類

ジーンズの縫製ってあんまり注目しませんよね。
一度よく見てみてください。ジーンズをよりよい状態で長く着用してもらうために、1本のジーンズの中にもさまざまな縫製方法が用いられているんです。

今回は、ジーンズの縫製に用いられる主なステッチをご紹介。

 

シングルステッチ

主に裾上げに使われる縫い方。家庭用のミシンでも縫うことができます。
本縫いとも言われるシングルステッチは、2本の糸が真っ直ぐに絡み合うように縫いこまれ、チェーンステッチよりも丈夫。

ただ、ジーンズエイジングの醍醐味の一つである「アタリ」が出にくいです。

 

ダブルステッチ

ジーンズの縫製はシングルステッチがほとんど。
でもそれでは負荷がかかる箇所の強度が不十分というときに用いられる補強するための縫い方で、二重ステッチとも呼ばれます。
2本のステッチが平行に縫われているのが特徴です。

昔は2本のステッチを1本ずつ施してダブルステッチにしていましたが、今では2本針のミシンが開発され、2本同時に施すことが可能になっています。

 

トリプルステッチ

ダブル・ステッチと同様に、負荷がかかる箇所を補強するための縫い方。
その名のとおり、3本のステッチが平行に縫われています。
3本だけあって、ダブル・ステッチよりもさらに頑丈に補強できます。

 

チェーンステッチ

主に裾上げに使われる縫い方。専用のミシンで縫われます。
表面はシングルステッチのような縫い目なのですが、裏面が鎖状に繋がって見えるのが見た目の特徴。

このチェーンステッチ、洗濯をすると糸がきゅっと引き締まります。
それによってデニム生地がボコボコを波打ちねじれも発生するので、その部分が擦れることによって独特のアタリが出ます。

 

サドルステッチ

ポケット口や裾口などに多用されている、かつて鞍を縫う際に利用されていたほど丈夫な縫い方。

1本の糸の両端にそれぞれ針をつけて表と裏の両面から同じ穴に糸を通し8の字を描くように縫うことで、片方の糸が切れたとしても、もう片方でホールドでき、縫い目が解けないんです。