セルビッチデニムとは? 赤耳と呼ばれるのはどんなデニム?

よく耳にするデニム関連の用語に「セルビッチデニム」というものがあります。「赤耳」と呼ばれることもあり、愛好家にとっては常識の言葉ですが、詳しくない方が知らずに履いているケースも多くあります。せっかくの赤耳デニム、しっかり価値を理解して履きこなすために、今回はセルビッチ(赤耳)デニムについての知識をまとめました。

セルビッチデニム、赤耳デニムとはどんな意味?

セルビッチデニムは、「セルビッジ」「セルヴィッチ」などと表記されることもあり、また日本語では「赤耳」の通称で親しまれています。ジーンズをめくり上げて裏地が出た状態にしたときに見える、生地の端の部分のことを指すのが「セルビッチ」という言葉。この部分に「耳」とほつれ止めがなされているものが「セルビッチデニム」です。特に赤い糸によってほつれ止めが施されているものが「RED TAB」と呼ばれ、日本語で「赤耳」と呼ばれるようになったのです。

 

赤耳デニムが高価である理由は?

セルビッジデニム、「赤耳」デニムは一般に高価なものとして知られています。この理由は、セルビッジデニムの背景を知れば理解できます。セルビッジデニムを特徴づける赤耳部分は、旧式の力織機で織られた場合にできるものです。つまり赤耳は、効率よい大量生産が可能となった現代の機械ではなく、古き良き時代の方法で作られたこだわりの品であることの証なのです。

「フェイクヴィンテージ」と呼ばれることもありますが、これは偽のヴィンテージという意味ではなく、ヴィンテージの品物と同様の製法で作られている、という意味なのです。

 

製法だけでない赤耳デニムの良さとは?

赤耳デニムの価値は、手間暇かけて作られるその製法だけにあるのではありません。実際に履き続けていけば実感できる良さが確かにあります。第一に挙げられるのは、その表情の豊かさです。技術の高い職人の手作業によって作られる赤耳デニムは、大量生産品と異なり、織り方や糸の太さなどによって1本ずつそれぞれ異なる個性を持っています。

さらには、デニムの肝となる「色落ち」の様子も見逃せません。手作業で織られる赤耳デニムは、機械による製品のように均等ではないがゆえに、その凹凸感により緩やかに優しく色が落ちていき、機械には出せない色合いを見せてくれるのです。

 

人気のセルビッジデニムは、様々なメーカーが発売しています

近年、セルビッジデニム(赤耳デニム)の人気は高まっており、様々なメーカーが復刻版として発売するに至っています。Levi’sなどのメーカーはもちろんのこと、EDWINなどをはじめとする人気の国内メーカーも多く生産を行っており、さらにはファストファッションのブランドなども赤耳デニムを販売するに至っています。

 

未体験の方がセルビッチデニムを購入する際にも、今では多くの選択肢が揃っています。ぜひお気に入りのメーカーの赤耳デニムを選んで、その素晴らしさを実感してみてください!