ちゃんと見てる?ジーンズの品質表示タグ

いまや綿100%だけでなく、ポリエステル混デニムやシルク混デニムなど、様々な素材が使われたジーンズが作られています。中には取り扱い方や洗い方を注意しないと生地が劣化したり、望ましい状態が長持ちしないものも。

今回は、デニム素材でのケースを中心に、品質表示タグをきちん読めるようにおさらいしていきましょう。主な6つの品質表示マーク(洗濯の絵表示)を理解できれば、ジーンズだけではなく、洋服全般できちんとした取り扱いができるようになりますよ。

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洗い方(水洗い)マーク

水温40℃まで弱水流 水温30℃まで手洗い 水洗い不可

水洗いの方法と可否を示しています。
四角い絵は洗濯機で洗えることを示しており、中に書かれている数字は水温の上限です。
数字の上に「弱」という文字がある場合は、洗濯機の弱水洗いか、洗濯機は使わずに優しく手洗い(振り洗いや押し洗い)するのが望ましいことを示しています。
たらい型のマークの場合は、洗濯機使用不可で手洗いが望ましいことを示しています。
×印がある場合は、水洗い不可です。

• デニム生地の場合
デニムで多いのは、40℃以下の洗濯機表示か手洗い表示です。あまり高温だと色が落ちてしまうだけでなく、干している間に雑菌が増えやすくなり、臭いの原因になるので、常温〜30℃後半のぬるま湯程度での洗濯が好ましいです。また、洗濯機表示があっても、できるだけ色落ちをさせず元の色をキープしたい場合は、手洗いがおすすめです。

 

塩素漂白可否マーク

塩素系漂白剤による漂白可 塩素系漂白剤による漂白不可

塩素系漂白剤の使用可否を示します。
×印がある場合は、塩素系漂白剤の使用不可です。

• デニム生地の場合
ほとんどのケースで漂白剤は使用不可です。ケミカルウォッシュを自分で作りたい場合などに例外的に利用することもできますが、難しいので全くおすすめしません。

 

アイロンのかけ方マーク

180~210℃まで 140~160℃まで 80~120℃まで アイロン掛け不可

アイロンがけの可否と、かける場合の温度を示しています。
高は180〜210℃、中は140~160℃、低は80〜120℃の間でかけるのが望ましいです。
×印がある場合は、アイロン掛け不可です。

• デニム生地の場合
低であることが多いです。しかし、アイロンで折り目を作ってしまうと折り目がどんどん色落ちして不自然な白い線ができてしまいます。洗濯後にシワがあっても、半日も穿いていれば自然に伸びてくるので、アイロンがけはしないのがおすすめです。

 

ドライクリーニングマーク

ドライクリーニング可 ドライクリーニング可。溶剤は石油系のものを使用 ドライクリーニング不可

ドライクリーニングができるかどうかを示しています。
波線の下に「セキユ系」と記載がある場合は、石油系溶剤を使用してください。
×印がある場合は、ドライクリーニング不可です。

• デニム生地の場合
デニム素材では、素材や色素の特性でドライ洗濯できない場合もあるので要注意です。
シルク混デニムなどでは「セキユ系」のドライマークがあるケースがあります。

 

絞り方マーク

手絞りの場合は弱く、遠心脱水の場合は、短時間 絞ってはいけない

絞る強さを示しています。
カタカナで「ヨワク」と記載されていたら、手絞りでは優しく、洗濯機では短時間で絞るのが望ましいです。
×印がある場合は、絞れません。

• デニム生地の場合
記載がないケースと、「ヨワク」の記載があるケースが多いです。
強く絞ったり、脱水すると色が余計に落ちてしまったり、シワが残りやすくなるので、いずれにせよ優しく絞るのが望ましいです。

 

干し方マーク

つり干し 日陰のつり干し 平干し 日陰の平干し

洋服マークは、通常のつり干し。
右下に斜線がある場合は、陰干し。
「平」と記載がある場合は、平干し。
「平」と右下に斜線両方がある場合は、日陰で平干し。などと、干す場所と干し方を示しています。

• デニム生地の場合
陰干しマークが多く見られます。
日光が当たると色が褪せてしまいますので、裏返して陰干しが望ましいです。

 

平成28年12月1日以降、新しい品質表示マークの規定が更改されます。当面の間は今回ご紹介した品質表示と、新しい表示の製品が混在していくと思われますが、品質表示タグに示された、正しい取り扱いや洗濯をすることで、お気に入りのジーンズや洋服が、長い間きれいに保てるようになりますよ。洗濯の際には、必ず確認してみてくださいね。