知っておきたいジーンズの製品表示と縮み・色落ちの関係性

生デニムとリジッドデニムの意味については“生デニムとリジッドデニムの違い、知ってる?”でご紹介しましたが、ジーンズには他にも、リジッド(リンス)、ワンウォッシュ、リンス/リンスドなど、さまざまな製品表示があります。

  • リジッド=糊がついている
  • リジッド(リンス)=洗って縮ませた後、糊をつけている
  • ワンウォッシュ=糊を洗って取り除いている&縮ませている
  • リンス/リンスト=ワンウォッシュと同義
  • 生デニム=防縮加工や洗い加工、ユーズド加工などの加工をしていないデニム(糊の有無とは無関係)

では、それぞれを実際に穿いていく上で、縮みや色落ちにどう関係あるの?という観点をご紹介。

Neat stacks of folded jeans on the shop shelves

 

リジッド=糊の有無による影響

糊がついたままの状態で穿き込むと、主に3つの影響が出てきます。

 1:シワが定着しやすく、後々にハッキリした濃淡の色落ちとなる
 2:穿いていて肌が擦れて痛い
 3:糊の成分は肌に合わないと悪影響

バリバリでゴワついた糊つきジーンズはシワの位置を記臆しやすいので、穿いていない時間もそのシワ位置が生地に定着していきます。そして穿いていくうちに汗や物理的刺激により糊のつながりが壊れ、柔らかくなります。
一方で、肌が弱い人の中には、稀ではありますが擦れて赤くなってしまう人や、糊にかぶれてしまう人もいるようです。
ジーンズ愛好家の中には“我が子のように初めから育てる”という想いを持つ人も多いためか、糊付きの状態から穿き込むのが人気のようです。

 

縮む前の状態で穿く影響

縮む前の状態で穿き込むことに関しては、主に3つの影響があります。

 1:縮んでいないので、生地が痛みやすい(耐久性が低い)
 2:汗や湿気などで縮みにムラが出る
 3:縮む前に穿き込んだシワと、縮んだ後にできたシワの位置がズレる

縮んでいないということは、生地の間がややスカスカということ。本来の強度より劣るため、ここに穿き込みによる摩擦が加わると、薄くなったり、穴が空きやすくなります。これは、裏を返せば色落ちしやすいという部分もあるため、好みが分かれるところです。
加えて、汗や湿気で部分的に縮みが出ます。これによりシルエットが買った当初と変わってきます。そして当然ですが、洗えば全体が縮みます。すると、動きによるシワの位置がズレて二重の線画できることがあり、摩擦が集中しないため、はっきりとした濃淡も出にくくなります。

 

糊の有無、縮みの有無のそれぞれが、人それぞれ“どう穿きたいか”により良い点にも悪い点にもなります。この人それぞれの解釈の違いがジーンズの醍醐味でもあり、長年大切に穿いていけるオンリーワンの1本になっていきます。
デニムの状態表記だけでも、これだけジーンズの将来が変わっていくので、お気に入りの1本を探すときの参考にしてくださいね。