リーバイスジーンズの赤タブ(ピスネーム)の変遷

ジーンズをこの世に送り出し、いまなおジーンズ界を牽引している大人気ブランドLEVI’S。リーバイス社のジーンズを1本は持っているという人も多いのではないでしょうか。
そんなリーバイス社のジーンズ、あるパーツを確認することで、ある程度製造年代がわかるって知ってました?
そのパーツは「赤タブ」。ヒップポケットの脇に縫い付けられている赤色のアレです。
一般的には「ピスネーム」と呼ばれる織りネームのパーツなのですが、そこに織られているブランド名が製造年代によって変わっているんです。今回はリーバイスジーンズの赤タブと呼ばれる織りネームの変遷をご紹介。

 

初期は片面だけだった!リーバイスのジーンズに赤タブが付けられた訳

リーバイス社がジーンズを発売してからというもの、多くの衣料品メーカーがリーバイスに倣うごとく、同じようなデザインのジーンズをこぞって発売しました。ブルージーンズにリベットを付けて、バックポケットには弓型のステッチを入れるというのがそれです。それらの商品の中には粗悪品もあったとか。
このままでは、リーバイスのブランド力も失墜しかねない。ということで他ブランドとのジーンズと差をつけるべく開発したのが赤タブです。
リーバイスの赤タブは1936年に初めて採用され、1937年には赤タブを商標申請し、認可されました。

ちなみに、リーバイスの赤タブは、赤地に白文字でブランド名が刺繍されているのが特徴。そのブランド名の刺繍、最近のものは赤タブの両面に施されていますが、初期の商品は前面だけ。その仕様の違いだけでも、大枠で年代が識別できますね。

 

両面タブ、不均等V、スモールeなどタブの変遷をチェック

当初、片面にのみ「LEVI’S」と刺繍された片面タブだった赤タブも、1950年代に入ると、表と裏の両面にブランドロゴが刺繍されるようになったことで「両面タブ」とも呼ばれるようになり、商標登録されていることの証である®マーク(レジスターマーク)も刺繍され始めました。
1960年代半ばまではこのような両面タブが採用され、リーバイス製品の主要アイテムに使われていました。501xxの最終期頃からは、LEVI’SのVの文字の右側が細くなっているタブが採用されます。ビンテージ市場では、「不均等V」と呼ばれる赤タブです。この赤タブは1973年ごろまで使用され、その後「スモールe」の赤タブへと移行しました。
1970年代になると、LEVI’Sの「E」の文字が、大文字のものと、小文字のものが出てきます。大文字の場合はビッグEと呼ばれ、小文字の場合はスモールeと呼ばれます。ビッグEからスモールeに変更されたのは、1973年または1974年ごろです。

 

現行品はもちろん、リーバイスのヴィンテージジーンズは高値で取引されるほど人気を誇っています。古着屋などでリーバイスのジーンズを見かけたら、タブを確認して年代を調べてみてはいかがでしょうか。意外な掘り出し物が見つかるかもしれません。