デニムに良いアタリを出すための「糊付け」とは?

デニムのファッションをある程度楽しめるようになると、こだわりたくなってくるのが穿き続けていくうちに生まれる「アタリ」。関節部分やシワになりやすい場所などを中心に色落ちが起き、小慣れた感じの色落ちができていきます。中級者以上になれば、ただ漠然と穿き続けていくのではなく、アタリを意識したメンテナンスをしたいもの。この記事では、そのために重要な「糊付け」についてご説明します。

新品ジーンズに糊はついている?

新品のジーンズを購入する場合、糊付けがなされた状態で販売されている場合とそうでない場合があります。デニムの製造工程においては必ず糊付けは行われるのですが、そのままの状態で販売されていることも多くあるのです。「生デニム」や「リジッドデニム」などと呼ばれることもありますね。

 

アタリと洗濯の関係について

糊のついたままの状態の生デニムを購入したとき、そのまま穿き続ける方も多くいます。これは、糊のついたままの状態のほうが、きれいにアタリが出やすいためです。

確かにこれは効果的で、「デニムはなるべく洗濯しないほうがよい」と言われることも多くありました。しかし洗濯をせずに穿き続けることには、雑菌の繁殖により生地そのものを傷めてしまうなどのデメリットもあります。また、洗わずに長く穿いてアタリがついてから洗濯をしてしまうとデニムそのものが縮むため、洗濯後に穿いた場合にアタリの位置がずれてしまうという問題があります。

 

洗濯してから糊付けをしてみよう!

このような問題を防ぐためには、自分で糊付けをしてみましょう。意外に難しい作業ではありませんし、糊付けのために必要な「洗濯糊」も市販されています。大型の量販店などのほか、100円ショップなどでも入手できます。

注意するべきなのは、洗濯して脱水したあと、乾かす前に糊付けをするということです。手もみの場合も洗濯機を使う場合も、脱水後に広いスペースにジーンズを裏返しに広げて、アタリを出したい部分を中心に糊を塗布していきましょう。その後の乾かし方のコツとしては、ジーンズを裏返したまま、風通しの良い場所に干すことが挙げられます。

 

糊付けの注意点や、そのほかの豆知識

糊付けを行った場合、匂いについて心配される方もいるでしょう。しかし市販の洗濯糊は基本的にさほど強い匂いを発するものではありません。糊自体の匂いはしますが、少しの間穿き続けることで気にならなくなるはずです。

また、糊付け直後はやはりごわごわして、動くときに違和感を覚える部分もあるでしょう。その場合には、むしろデニムを穿いたまま屈伸運動をしてみるなど、ある程度人工的に馴染ませてみましょう。膝などを痛めないように注意してください!

 

デニムを穿き慣れてくるとこだわりたくなる「アタリ」。自分らしくかっこいいアタリを出すために、ぜひ糊付けに挑戦してみてくださいね。