これがなければジーンズじゃない!リベットとボタンについて

ネクタイがなければ正装と見なされないように、リベットがなければジーンズはジーンズになり得なかった。ということは、労働者の作業着を手がけていたジェイコブ・デイビスが、堅牢(けんろう)さを追求した結果「ポケット口に鋲を打ち込むことを思いついた」ことと一緒に『デニムの発祥はアメリカじゃないって本当?実は知らないジーンズの歴史』で紹介しましたが、このリベットをもう少し詳しくみてみましょう。

 

【 リベット 】

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直径1cmに満たない小さな金属のリベットは、5ポケット型(前後にふたつ、前にコインポケットひとつ)の定番のジーンズに、実は6個もついているんです。
リベットは釘の頭のような部分と、それをキャッチするバー(止め座金)のふたつの部品から成り立っていて、表に見えているのはバーの部分。ジーンズが生まれた当初は釘のような形状で、布の裏側から表へ打ち込み、鋭利な先端をハンマーで叩き潰して広げる方法だったのですが、その後、表に貫通した先端が生地を抱き込むような恰好で外れにくい工夫が施された2本爪のリベットが考え出されました。
現在、リベットの主流はアルミですが、ビンテージジーンズの復刻版などではクラシカルで趣ある銅や黄銅が使われています。

 

【 タックボタン 】

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もうひとつ、ジーンズになくてはならない仕事を担っているのがタックボタン。今のジーンズのフロント部分はボタンとジッパーの組み合わせが主流ですが、ジーンズが生まれてからの長い間は、5個の金属ボタンで留めるボタンフロント方式が主流でした。ジーンズの元祖リーバイスも、1954年に初めてジッパー方式を採用するまで、ずっとボタンフロントにこだわっていたとか。
今でもヨーロッパのデニムブランドをはじめ、一部のジーンズではボタンフロント方式が採用されています。

 

小さいのになくてはならないジーンズのパーツ「リベット」と「ボタン」の、知っておくとお得な豆知識。
ジッパーの引き手(四角いつまみ)は下向きに倒しておくとロックがかかって動かなくなるって、知ってました?気づかない間にジッパーが開いていた、なんていう間抜けな失態のないように、ジーンズを履いた際はきっちり下向きに倒しておきたいですね。