ジーンズの縮み・ねじれも楽しめる人にオススメ「キバタデニム」

近年、デザインや生地加工などに工夫がされたジーンズが多くなり、バリエーションも豊富に展開されていますよね。だからこそ、購入した瞬間から理想のシルエット、カラーを楽しめる機会も多くなったのも事実。ですが、ジーンズを育てて世界で一枚だけのオリジナルジーンズを手に入れたいと考える人も多いというのも事実。
今回はジーンズを育てるための知識の1つとして、デニムの縮み、ねじれが特徴の「キバタデニム」の魅力をご紹介。

 

まずはお手持ちのジーンズをよく見てみるところから始めましょう。
デニム生地は、左上から右下に流れるように線があらわれていれば「左綾」。右上から左下に線が流れていれば「右綾」と呼ばれています。この綾目によって、生地はその流れの方向にねじれやすい性質を持っているんです。長い間愛用していたジーンズやヴィンテージのジーンズを見て、どちらかの方向にねじれているなど型崩れをしているように感じたことはありませんか?これはキバタデニムの特徴です。

 

織りあがったばかりの生地を「キバタ(生機)」と呼びます。そのキバタをつかってできたジーンズがキバタデニム。防縮加工などを施していないままの生地なので、洗濯をすると縮んだり毛羽立ったりします。その縮みが影響して、綾目方向にねじれが発生します。
キバタデニムを購入する際は、縮みやねじれが生じやすいといった理由からあらかじめ大きめのサイズを購入しなくてはいけなかったり、無加工のために色落ちしやすかったりする可能性があります。取り扱いは少々難しいかもしれませんが、「ねじれもデニムの味」と捉えたり、「色落ちの風合いを楽しんで自分好みに育てていく」と捉えたりするファンが多いのも事実です。

それでもできるだけねじれなどは発生させたくないという人は多いですよね。左綾や右綾といったように綾目が一定方向のデニムがある一方で、最近のデニムには、このねじれを防止すべく「ブロークンツイル」という織り方を導入しているものも多く存在します。左綾や右綾の綾目を一定の糸数ごとに反対の方向に織ることで、ねじれの原因を回避するのです。一方向の綾目ではない分ねじれを防止することができ、より頑丈な生地になるのが魅力です。