知ってた?ジーンズの「色落ち用語」

ジーンズを履く醍醐味の一つである「色落ち(エイジング)」。
履けば履くほど自分の身体に合わせて色の濃淡に差が生じ、自分だけの模様の1本ができあがっていきます。また、色落ちの内容はビンテージジーンズの評価基準でもあり、値段にも大きく影響しています。
今回は、ジーンズのそれぞれの部位ごとの「色落ち用語」と、「どのようにしてそれができるのか?」をご紹介。

 

■ アタリ

atari

レッグの外側の縫い目の脇に沿ってできる色落ちのこと。縫い目の生地余り(501などでは赤ミミ)が裏側にあることで、主に線状の色落ちが発生します。ですので、裏側の生地余りが斜めに折れていたり、綺麗に開かれていないままにして履き続けてしまうと、色落ちの線が整わず綺麗な「アタリ」にはならないことも。ジーンズは履きこむに連れて生地の伸びや折り目が定着していくので、特に購入直後からのクセ付けが大切です。ミミのあるジーンズを持っていたら、どんな「アタリ」ができているか、一度チェックしてみては?

 

■ ヒゲ

hige

股の周囲(足の付け根部分)に放射線状に数本発生する色落ちのこと。
濃淡がハッキリ出やすく、ジーンズの色落ちの表情に大きく影響します。ヒゲは主に、歩いたり座ったりすることによりシワが定着し、日々の摩擦の頻度が変わることで発生します。

 

■ ハチノス/クモの巣

膝の裏側部分にできる、その名のとおり蜘蛛の巣や蜂の巣のような模様の色落ちのこと。
色落ちの原理はヒゲと同じ。歩いたり座ったりなどの動作によって深いシワができ、白く色落ち線が発生します。

 

■ 縦落ち

tateochi

生地の縦方向の縫合に沿ってできる、ジーンズ全体に見られる色落ちのこと。糸の太さが均一ではないことに加えて、洗濯による糸の縮みの差があることで濃淡ができ、縦落ちが発生します。主に両太もも前面から膝にかけては幅広く濃淡がつきやすいのですが、「ヒゲ」や「ハチノス」のくっきりした線状の色落ちに比べて、自然なグラデーションの色落ちとなるのが特徴です。
縦落ちのこなれ感やインパクトから、90年代のジーンズトレンドの時には、カーペットやタタミ、時に砂場でほふく前進をして人工的に発生させるツワモノもいたとか。

 

■ 下りヒゲ

sagarihige

両太もも前面から膝にかけての内側に斜めにできる、線状の色落ちのこと。「下りヒゲ」というこの名前は、「ヒゲ」の下部に位置し、下がっているように見えることに由来します。