ジーンズのディティール用語(Vol.2)~タブとパッチ~

ジーンズ好きなら、お気に入りのアイテムを複数コレクションしていることもありますよね。そんなときに覚えておきたいのがジーンズのディティールにまつわる用語。タブ、パッチもそのうちのひとつです。よく耳にする言葉ですが、くわしくは知らないといった人も多いのでは?。
今回はタブとパッチについて解説いたします。

 

【タブ】

タブとは、バックポケットの周りに縫い付けられているブランドの織りネームのこと。右側のポケットに付いていることがほとんどです。リーバイスのジーンズなら、ポケットの周辺に赤いタブが縫い付けられているのが有名ですが、最初に付いたのは1936年のこと。
当時のブランド名表記は「LEVI’S」で片面刺繍。タブをめくるとその裏側には、刺繍が施されていませんでした。1952年までは片面刺繍でしたが、その翌年からは両面刺繍になりRマークが追加されました。1960年代前半までとそれ以降では「V」の字のデザインに変化がみられ、1966年にブランド名表記が「Levi’s」と変更になりました。まれにRマークだけが刺繍されたタブがありますが、偽物と判断するのは早合点。おおよそ10%程度のリーバイスのジーンズに、このようなものが存在するようです。

【パッチ】

パッチは、ベルトループの近くにある紙や革製のラベルのこと。たいていの場合は右後ろのあたりにあり、ここにブランドネームや型番などが記載されています。革パッチの方が耐久性に優れているため使用されていることが多い一方で、水に濡れると収縮してしまう性質があるため紙製のパッチも使われるようになりました。パッチを元に製造年代を見分けることもあり、ヴィンテージジーンズなどはパッチを通して時代の移り変わりを感じられることにも面白さがあります。
リーバイスのパッチには、会社名、所在地、商品の性質、トレードマークについて、型番、サイズが記載されています。これは発売当初から現在までほとんど変化はありません。また1950年代後半からは、革パッチから紙パッチに変化しています。表記デザインは何度か変更されていますが、現在も紙パッチというスタイルを継続しています。またリーバイスには米国モデルも存在するため、各国のモデルのデザインの違いに注目してみるのも良いいですね。

タブとパッチで製造年代を見分けられるので、ぜひコレクションのジーンズの製造年代も見てみてくださいね。