綿だけじゃない!デニム生地の最新事情

デニム生地と言えば綿(コットン)100%のイメージが強い方も多いはず。綿だからこそ、汗をかいたら蒸れやすく、水にぬれると重くなり、あまり伸縮しないので膝が突っ張って曲げにくいかと思えば、穿き込むことで生地のクタクタ感が出てきたり…。
そんなデニム生地の特徴も、すべてジーンズの醍醐味ではあるのですが、そんな特徴がお悩みという方におすすめな素材のジーンズが、今やたくさん作られているのはご存じですか?今回は、近年デニムの素材に使われる新しい素材についてご紹介。

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麻(リネン・ヘンプ等)混デニム

麻(リネン・ヘンプ等)素材が一定割合で混合された生地で、麻の割合によって、生地の触感もゴワっとハリ感があるものから、ツルっとなめらかなものまで幅広く作られています。また、通気性がとても良く、湿気を吸いにくい分、驚くほど軽いのが特徴です。中にはストレッチ性も組み合わされているものもあり、夏にピタッとしたスリムシルエットを楽しみたいときなどにはピッタリの素材です。

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ポリウレタン混デニム

ポリウレタン素材が入っている生地を利用しているジーンズは、そのほとんどがストレッチ性を目的として作られています。主に横糸に伸縮性のあるポリウレタンを5~6%程度使うことで、伸縮性をもたせているため、もともとは女性用のスキニーデニムの動きやすさを追求するために使われることが多かったのですが、最近では男性用モデルなどを含め、幅広く使われるようになっています。
ただ、綿100%デニムと比較したときには、経年劣化というデメリットも。主は経年劣化は2つあり、ひとつは加水分解。ポリウレタン素材の宿命ではあるのですが、長い時間が経つとポリウレタン部分が固くボロボロになってきます。もうひとつは伸びの速さ。綿に比べて伸び縮み幅が大きいので生地に負荷がかかり、輪ゴムと同じように、伸縮させすぎるとダラっと伸びたままになります。この”伸び”は綿でも同様に発生するのですが、綿は洗うことで生地が収縮し伸びを戻すことができるのに対して、ポリウレタンでは縮みが少なくなってきます。
大概の場合、5~6%しか製品には含まれてないので、すぐにこのようなことが起きることはまずありませんが、数十年と付き合っていくうちには、このようなことが起きてくる可能性があります。

 

ペーパーデニム

綿と和紙を混紡したのがペーパーデニム。
和紙の「綿より軽い」「撚ると強い」「吸湿性が高い」という特性を活かし、しっかりとした肉感を実現しつつも軽く、吸湿性が高く放散性に優れているためサラっとした肌触りなのが特徴です。
和紙だと洗濯して溶けないの?という疑問がありますよね。でも、紙の糸だから水に弱いということはありません。紙が水に溶けているように見えるのは、原料である繊維の結びつきが弱くなりバラバラになっているから。溶けてなくなっているわけではありません。和紙を糸にするときに、強い撚り(ヨリ)をかけることで、水につけても遷移がバラバラになることはなくなります。
そんな和紙からできた糸と綿糸を一緒に織ったペーパーデニムは、夏にピッタリの素材です。

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3つの素材をご紹介いたしましたが、気分や季節・用途に合わせて素材を選べる分、その素材に合わせてお手入れも意識して、長くデニムを楽しんでいきたいですね。

 

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