デニムの色落ち(エイジング)用語の「アタリ」とは?

デニムを穿き込むうえで大切なのは、なんといっても「色落ち」です。色落ちは「エイジング」とも呼ばれ、デニムの部位・色落ちの仕方によって「ヒゲ」「ハチノス/クモの巣」「縦落ち」などの呼び方があります。今回の記事では、これらにおいて重要な「アタリ」について、きれいな色落ちのためのコツなどを含めてお伝えします。

そもそもデニムの色落ちはなぜ起こる?

デニム、特に一般的なブルーのデニムは、インディゴ染料という染料が用いられています。通常、ジーンズの縦糸がこのインディゴ染料で染められるために青くなっているのですが、これは繊維の表面にしか浸透せず、内部は白い状態のままになっています。このため、摩擦などにより外側が摩耗し、内部の白い部分が露出することによって起こるのが「色落ち」です。

デニムの色落ちは、おしゃれさの大きなポイントとして愛好家たちに重要視されてきました。一方で、色落ちをあまり意識することなくケアを怠っていると、不恰好な色合いになってしまうこともあります。正しい知識を持っておきましょう。

 

「アタリ」は何を指す言葉?

「アタリ」とは、色落ちに関して様々な使い方をされることもある用語ですが、原則としては腿や膝といった部位の色落ちを指します。たとえば、色落ちした部分とそうでない部分のグラデーションが滑らかに美しく出ているものなどを指して、「アタリがしっかりと出ている」などと表現されます。

 

「アタリ」の出かたにはさまざまなものがある

しっかりと穿き込まれたデニムに現れるのが、「ヒゲ」と呼ばれる色落ちです。これは、腿の付け根部分に筋のような形で生まれるシワ部分の「アタリ」で、デニムを穿いた状態で立ったり座ったりすることにより少しずつ形成されていきます。正面から見るとちょうど猫などのヒゲのように見えることから「ヒゲ」と呼ばれています。

また、膝の曲げ伸ばしによって膝裏部分に発生する「アタリ」は「ハチノス」「クモの巣」などと呼ばれます。

 

カッコいい色落ちのためには?

愛好家の方には、さまざまなこだわりを持って手間暇をかけて色落ちを実現する方も多くいますが、色落ちのために普段の生活から気軽に意識できることもあります。もっともシンプルなのは、長い期間に渡って穿き続けること。この際のコツとしては、ワンウォッシュ後に穿き込みを開始することが挙げられます。というのも、色落ちはデニムと体のフィット具合によって発生するので、縮むことによって色落ち部分が変化してしまうためです。洗濯後、縮みきった状態から履き続けていきましょう。

 

また、裾上げを行った際にせっかく出ているアタリのバランスが不自然になってしまうこともあります。このときは人工的に加工を行ったり、専門の業者に依頼するという手もあります。

 

ぜひ色落ちを意識して、デニムのオシャレをもっと楽しんでみてくださいね。